はてなブログに漂う陰湿さ

はてなブログには陰湿さがある。noteのような明るい陽キャ感、ひいては情報商材にも繋がるような「パッション」はない。(情報商材を売れるような人間になるためには"方向性を誤った"パッションが必要だと思っている)

この陰湿さが好きで、私ははてなブログに言葉をカキカキしている。(カキカキする、言葉もはてなブログなら似合う)

 

陰湿さには、ポジティブな面とネガティブな面がある。通常はnegative likeな言葉なので先にそちらから記述すると、ネガティブな面は、Literally meaningで「暗い」こと。サイト画面も灰色だし、ちょっと見辛いし。そして今更はてなブログに書いてるなんて時代遅れだよね感もあり、昭和戦前のモノクロセピア写真に見えてくる。一方で、ポジティブな面で言うと、「本音を書ける」という安心感があるのがはてなブログである。人は表立つと着飾ってしまうものだ。「問わず語り」の冒頭で「ラジオは大人の本音が聞ける場所…」なんて言葉があったが、媒体によって思考が規定されてしまう単純な仕組みを備えた我々は、「はてな」にはストレートな、着飾ってはいないがしっかりとすっぴんメイクはしているような言葉を書き込むことができるのである。

個人ブログとしてサーバーまで立ててしまうとウチに篭りすぎてしまっている気がするし、noteは気疲れしてしまう。Twitterに書き込むのは感情を反映したキャッチーな言葉だし、インスタは写真付きの出来事の描写である。つまりは「はてな」が「丁度ええ」のである。